山形県南陽市の熊野大社で、
”縁結び祈願かなで”を行っています。
熊野大社の境内には、「かなで」の風鈴の音が響いています。
期間は、6月1日から9月30日までです。
熊野大社は、縁結びの神様のいらっしゃる神社です。
万葉集に
「君待つと わが恋ひをればわが屋戸の簾動かし 秋の風吹く」
という額田王の名歌があります。
現代の言葉に直すと、「あなたを待って私が恋しく思っておりますと、私の家の戸口の簾を動かして秋の風が吹いてきます。」
になります。
秋の夜長にいつまでも来ない天智天皇の訪れをまちわび、かすかな簾の音に一瞬、心をときめかすが、、風だとわかって嘆く。恋しい人を待つ女性の微妙な心情の動きを詠んだ歌です。
熊野大社では、風の音に思いをはせて、音に心を寄せて、祈りを捧げてきたことにならって、風鈴の音色が境内に響き「かなで」のお祭りを行なっています。
待ち焦がれる人がいない方にもご利益があるかもしれませんよ。
かなでの祈願祭の日程は、
芒種 6月16日(日)
小暑 7月21日(日)
立秋 8月18日(日)
白露 9月15日(日)
の4日です。
時間:午前11時から(予約なしでの当日のご参加も可能です。10時45分までにご祈祷受にお越しください。)
なお、ご予約された方も15分前までにご祈祷受付にお越しくださいとのことです。
祈祷料:5,000円
伊勢から伝わる日本古来の神楽「太々神楽」が奏でられ、ご祈祷する人は短冊に想いをたくします。
撤下品:風の音ふうりん かなで結びのお守り 御札
神事参加者は、本殿前に風鈴を飾ることができます。
期間中は「風の音ふうりん」を授与所にて限定頒布していますが、境内に飾ることはできません。
風の音ふうりん:2,300円也(持ち帰り専用です)