結婚の作法(お色直し、引出物、里帰り)

雑学
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お色直しとは

披露宴が進んでいくと、新婦が一時宴を離れ、装いも新たに再登場しますね。

これを「お色直し」といいます。

お色直しは、昔、花嫁が実家の家紋をつけた白無垢(しろむく)で婚礼に臨み、式後は、嫁入り先の家紋をつけた衣装に着替えたことが始まりだといわれています。

また、結婚式という厳粛な儀式では清純を表す白無垢を着ていて、披露宴では別な着物に着替えたため、という説もあります。

もともとお色直しは、女性だけが行うものでしたが、いまでは新郎も新婦に
合わせて、紋付姿からタキシードにき着替えたりしますね。

引出物とは

結婚披露宴に招いたお客様に対して、帰りに引き出物を渡すのが通例ですね。

この引出物、何にするか考えるのが大変なんですよね。

芸能人のヒロミさんと松本伊代さんの結婚披露宴では、大きなまな板を引出物にして非難囂々だったとか。

宴席に招待したお客様に対しいて、主催者から物品を贈るという習慣は古くからあったそうです。

平安時代の貴族たちの間では、馬を引き出して贈ったということが文献に残っていて、これが「引出物」の語源とされています。

当時、贈るものは馬だけでなく、鷹や犬、あるいは衣服などの場合もあったそうです。

鎌倉時代になり武士社会になると、刀剣や弓矢などの武具も引出物に加わり、さらに砂金・銭、鶴・鯉、茶・昆布など、広範な品々が贈られるようになりました。

江戸時代になると、宴席の膳に添えて出す鰹節や焼いた鯛、あるいは鯛を形どった落雁(らくがん)などを「引出物」と呼ぶようになりました。

奈良・平安時代、鰹節は「堅魚(かたざかな)」と呼ばれ、税として納めていたほど珍重されていて、日持ちが良いこともあって、引出物として使われるようになったそうです。

また、鯛も、その姿・形の見事さや、七福神の恵比須様に抱かれた魚であったことから、縁起の良い引出物とされました。

そういえば、昔、結婚披露宴の引出物に、砂糖で作られたピンクの鯛のお菓子がありましたね。中にあんこが入っていて。最近見かけませんが…。

こういった引出物はお土産として持ち帰り、結婚披露宴に参加できなかった家族たちにも慶事を分かち合ってもらおうという配慮があるのだそうです。

里帰りとは

昔は、結婚してから三日目か五日目に、「初里帰り」といって、花嫁が婿を連れて実家に帰る習慣がありました。

これは、花嫁が婿方に所属したことをあらためて示す意味があり、かつての足入れ婚の名残といわれています。

その里帰りには、酒や肴を持参して行き、嫁方の両親をはじめ近親者たちと酒を酌み交わしながら親交を深めたので、「里開き」「里披露」などとも呼んでいました。

里帰りとは、新婦がひとりで実家に帰ることじゃなかったんですね。

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